水の必要性

人の身体の半分以上は水分

成人男子では体重の約60%が水分です その30kgの10%を失うと脱水状態になり さらに10%を失うと死亡の危険性があります
( 例 成年男子50kgの人 30kgが水分 ー3kgで脱水状態 ー6kgで死亡の危険)

ちなみに子供は体重の70%、女性や老人は体重の50%が水分です
1日3Lの水が必要なのは脱水状態にならないための必要最低量だと思ってください

災害時は水の確保が難しいため 避難所の人数や性別、年齢を考慮しながら飲み水を配給しましょう
まず死亡の危険性のある子供たちを優先的に 次に女性や老人の方へ配給してください
脱水状態の恐れのある緊急の場合は優先的に配給しましょう

 行政機関の対応手順

地震発生から3日間:被害状況の確認
地震発生から4日目:各避難所で必要な救援物資の発注確認
地震発生5日~7日目:各避難所へ救援物資の輸送

行政機関の対応手順を事前に確認してください(人口の多い市町村では特に注意が必要)
どうしても数日間はかかりますので 公助を待つのではなく自助や共助が重要となります
日ごろから自治会活動に参加し地域のコミュニケーションを図りましょう

大規模災害時にはライフラインはすぐには復旧しません
近年、集中豪雨により土石流被害も多くなっており  多くの場合は水源地が土石流に埋まり上水道が使えなくなります

 人々が生活するためには水が必要

飲料用や調理用、トイレや風呂やシャワー及び洗濯用の水として1人当たり1日230 Lの水を使用しているとも言われています
いざという時、私たちはどのように水(約3L / 1人 ・1日)を確保していけば良いのでしょうか?現在市町村の管理している配水池は数が少なく、自宅から離れた場所にあるため 高齢者の方が歩いて運ぶのは不便だと思われます
各家庭での備えはもちろんですが 地域の貯水槽設備を利用してより多くの飲み水を確保できるといいですね

 平成4年より試みた実績

貯水槽施設を地震災害時に給水車の代わりにするため『地震災害時における貯水槽の活用マニュアル』を作成し、多くの管理者に活用方法を説明しご理解いただきました
平成4年から平成14年までにご協力いただいた施設は約1300施設(小・中学校や高校や大学や公共施設及び民間のマンション等)になります その貯水槽の総容量は約35,000m3あり、2m3の給水車が17,500台に相当し、約175万人に2.8Lの水を7日間給水できます
仮にこれだけの水をペットボトル(1Lを100円で購入した場合1m3は10万円)で確保すると35億円にもなります

 上水道を手に入れることができる場所 

1.各市町村の管理している配水地
2.各市町村の地震防災対応型貯水タンク
3.各小学校や中学校の受水槽
4.高校や大学の受水槽
5.公共施設の受水槽
6.民間のホテルやゴルフ場、ショッピングセンターなどの受水槽
7.医療機関の受水槽
8.民間のマンションの受水槽
  などがあります

上記の4と6と8は災害時の給水場所に指定されていないためほとんどの市町村では利用できません
各市町村の中で貯水量の一番多い施設が利用できないことになりますので 事前に防災協定を結ぶことが必要です 民間と市町村との間に防災協定を結んだ事例も数多く報告されています

 給水車 

水道管の本管が破損したりして断水等が発生するとよく見かける車両です
この車両1台で2m3(2000L)の上水道が運べます
車両も特種な用途に使うものなので高価な車です

写真1 前面写真

写真2 後面写面

写真3 専用給水栓が4箇所設置してある
とてもすばらしい給水車です 各町内に一台ほしいものですね
あなたの住む市町村に給水車は何台ありますか?充分とはいえない数だと思われます

受水槽なら皆さんのまわりにたくさんあります
簡易専用水道施設は全国に20万基ほど 小規模貯水槽施設は全国に90万基ほどあります
全国で合計110万基もの貯水槽施設があります
上記以外に上水道を水源とする専用水道施設等もあります
これだけの設備があるのなら 受水槽を給水車の代わりにしてはどうでしょうか